コミュニケーション麻雀

 コミュニケーション麻雀

「コミュニケーション麻雀（マージャン）」とは、全国各地の高齢者が集まるサロンなどで広がってきている、ゲーム感覚の新しい麻雀です。ルールはとても簡単で、初心者の方でも気軽に始められます。使用する牌（ハイ）の大きさは縦10cm、横7cm、厚さ5cmの手のひらサイズ。重さも240gほどあり、頭だけではなく体も使います。

麻雀牌の種類は、通常の麻雀と同様1から9まである3種類の数字牌と、7種類の漢字の牌が、それぞれ4個ずつあり合計で136個。
基本的に柄は同じですが、通常のように「役」を 作るのではなく、各牌の絵合わせゲームのようなもの。
2枚1組と3枚1組、合計5枚を揃えます。慣れてきたら持ち札を13枚まで増やすことができます。
この日は2枚1組と3枚3組の持ち札10枚で勝負です。

まずは洗牌（シーパイ）。でも、普通の麻雀のようにジャラジャラとはできません。混ぜるだけでも体を使うので、良い運動になります。

次は砌牌（チーパイ）。みんな立って牌を並べます。机いっぱいに並べるので、みんなの協力が必要です。

親を決めて…

ゲームスタート。

二人一組で行い、ペアで相談しながら捨てる牌を決めます。
「どうする？これにするか？」
「いや、こっちのほうがいいんじゃない？」
相談することで会話がはずみます。

麻雀牌を並べるテーブルは約1メートル80センチ四方の大きさにもなるため、反対側の麻雀牌には手が届きません。
「取って～」
「はい、どうぞ。」
「ありがとう。」
と、自然に声をかけあいます。

そして…　リーチ！

ポン！

上がったチームには「あめちゃん」がもらえます。

コミュニケーション麻雀のモットーは「飲まない」・「吸わない」・「賭けない」なので、お金はかけません。中野方での1位になったチームの特権、それは…
4位、3位、2位の順に参加者が手を重ねます。そして、1位のチームがその重なった手を素早くたたきます。2位から4位のチームはたたかれたないように手を引きます。

これが以外と盛り上がる。子どものころに戻ったようです

コミュニケーション麻雀を導入して、こんな効果を感じています。
・牌は縦10cm、横7cm、厚さ5cmの手のひらサイズ。重さも240gあるので、腕や指のトレーニングになる。
・二人一組で、おしゃべりや相談をしたり、対戦相手に牌を取ってもらったりと、自然とコミュニケーションが取れる。
・男性の参加が増えている。男性が女性に教えてくれる。
・とにかく大笑いできる。

コミュニケーション麻雀で、楽しく「健幸」づくり。この輪をどんどん広げていきたいです。